Blog

伝えたいこと
そのままに。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 社交ダンスについて
  4. ルンバとは
社交ダンスの種目の歴史 ラテン編「ルンバ」トミタカダンスクラブ ブログ

ルンバとは

The History Of Rumba

私たちの踊っている「ルンバ(Rumba)」の歴史は60年ほどですが、長くキューバに受け継がれるルンバの起源は16世紀まで遡ります。1492年にコロンブスは、アメリカ大陸を発見します。またこの時、最初に到達した島をインドと勘違いしたため、現在でもキューバなどのカリブ諸島は、西インド諸島と呼ばれています。そして白人の開拓移民が奴隷の黒人を連れて押し寄せます。次第に白人と黒人の混血が進みました。混血者(ムラート)は、ヨーロッパとアフリカの文化を融合させて独自の文化を創りだしました。その中のひとつが「マンボ」「チャチャチャ」「サルサ」など多くのラテン音楽の原型となる「ソン」と呼ばれる音楽でした。「ソン(SON)」がヨーロッパに伝わった時に英語の「ソング(SONG)」と混同されないようにエキゾチックなキューバらしい語感のある「ルンバ(RHUMBA)」という名に変わりアメリカに知れ渡りました。1930年(昭和5年)に有名な『南京豆売り』という曲もこのような背景の中、世界的に流行し「ルンバ(RUMBA)」として知れ渡ります。

1940年代後半以降、キューバ発祥のダンスをヨーロッパでは独自の解釈がされ、男女が抱き合うようにして、四角(スクエア)を描くように踊る「スクエア・ルンバ」が生まれ流行します。世界文化の中心であったパリで踊られていたこのフレンチスタイルと、ダンス競技会が本格化していくイギリスで踊られていたキューバンスタイルとの間で論争が起こりました。1拍目から踊り始めるスクエア・ルンバと1拍目を待って2拍目から踊り始める「キューバン・ルンバ」。1962年、論争の末、キューバン・ルンバを踊りの基礎とすることに決まりました。頭の上に荷物をのせた時のようにその位置を一定に保つためヒップを左右に動かし、足かせをはめられた時のように足を引きずって歩く、こうした動きをモチーフとする踊りです。

その後、さらにオリジナルで繊細な本物のリズムとアクションが取り入れられ、打ち鳴らされる打楽器のリズムに反応し官能的なメロディーにのって、女は男を挑発し、男は女を追いかける、男女間にある愛情、葛藤といった感情を表現する洗練された踊りとなったのです。

音楽と代表曲

音楽の拍子記号は4/4で1小節は4拍(1 2 3 4 )です。コンガ、ボンゴ、マラカスなどの複雑なリズムを楽しみ1小節を8つのビート(1&2&3&4&)で感じることができると、更に理解を深めることができます。

1 2 3 4 とカウントしますが、ステップがカウント2から始まるフィガーが多いため

2 3 4 1 とカウントされることもあります。また1拍目にステップはありません。

代表曲:『Besame Mucho』 『Quizas Quizas Quizas』 『Somos Novios』

関連記事